コンクリート圧縮強度試験(コアボーリング法)
圧縮強度試験
コンクリートの圧縮強度は、鉄筋コンクリート造建築物の耐震性能を 推定する上での重要な要因であり、当該建築物について慎重な調査を 行って確認します。
調査方法は、原則としてコア圧縮試験によるもの とし、建築物の各階任意の3箇所以上で採取したコア(テストピース) によって圧縮試験を行い、試験結果から得られる圧縮強度が 全箇所において13.5N/㎟以上の大きさとなることを確認します。
右記写真はコアボーリング法によるコア(テストピース)採取状況の 写真です。粉塵の問題もなく綺麗に穿孔していきます。
コア(テストピース)採取~改修工事までの流れ
コア採取前
ハンディサーチを用いて探査を行い、鉄筋位置を調べます。
採取状況
構造物からコア(テストピース)採取を行っている状況です
採取後の壁穴
コア(テストピース)採取後の壁穴の状況です
埋め戻し
壁穴にセメントを埋め込み、綺麗に修復した状況です
塗装仕上
最後に塗装を行います。塗装終了後、修復作業終了になります
コア(テストピース)
一つの構造物から診断用のコア(テストピース)をいくつか採取して、 壁の強度がどれぐらいあるか圧縮強度試験を行い、建物全体の耐震強度を 調べます。
左記の写真は壁から採取してきたコア(テストピース)になります。 また、圧縮強度以外に静弾性係数の測定、中性化試験、配分測定、塩分分析等 様々なコンクリートの特性を調べるのに使われます。