2021 年 1 月 12 日 火曜日

静弾性係数試験

コンクリートの静弾性係数は、圧縮強度と同様に
コンクリート構造物を設計するうえで最も基本的な
性質であって、架構応力の解析や部材の断面設計に
必要不可欠なものです。

-試験方法-
コンクリート供試体、主に円柱供試体を用いて試験は行われます。
試験用の供試体をダイヤモンドコアドリルを使用して採取し、
公的機関にてJIS規格に準じた試験が行われます。
圧縮強度試験では、圧縮強度fc(N/m㎡)が求められますが、
静弾性係数試験では静弾性係数E1(N/m㎥)を求めることができます。
試験方法は、圧縮強度試験と並行して実施されます。
圧縮強度試験を行う供試体にひずみゲージを貼り、
圧縮の際に応力と共にひずみを測定します。
これにより『応力-ひずみ曲線』『静弾性係数E1(N/m㎥)』が求められます。

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