2014 年 3 月 27 日 木曜日
【耐震補強工事】
耐震補強工事とは・・・・・
既存建築物の耐震診断の結果、補強しなければいけないと判断された場合に
耐震性能※1を向上させるために行う工事のこと
耐震補強工事は耐震診断結果を以て耐震補強設計を行わなければ
実施することはできません。
※1耐震性能
建築物が地震エネルギーをどれだけ吸収できるか、
揺れにどれだけ耐えられるかを表す能力のこと
骨組(構造躯体)の強度を表す指標のひとつ
柱や梁の強さや粘り、耐力壁の量などが関係します。
品確法に基づく住宅性能表示制度では
「構造の安定に関すること」の項目の中で、
数十年に一度の中規模地震に対する損傷のしにくさと
数百年に一度の大地震に対する倒壊のしにくさの2点について
「耐震等級」を定めています。
耐震補強の方法は、マンションやビル、学校等では
大きく分けて3種類あります。
1.柱や梁に炭素繊維やアラミド繊維などのシートを巻きつける
2.開口部に鉄骨ブレースを入れる
3.開口部にコンクリート壁を増設する
木造一戸建ての場合
建物自体の軽量化、耐力壁の追加や既存壁の補強、
柱や梁の接合を強化する金物の設置などの対策があります。