2015 年 5 月 29 日 金曜日
あと施工アンカーの試験と検査
-施工したアンカーの性能検査-
施工責任者は、工事完了後に施工計画書通りに施工されていることを
現場責任者とともに自主的に検査する。
接着アンカーの検査及び加力試験は、接着剤の硬化時間を要するので
硬化時間を考慮して、試験・検査を行う。
<目視検査>
アンカーの種別・径・施工位置・本数・角度・母材からの突出寸法等を
必要により計測器を用いて施工計画書(設計図・施工図)と照合
<接触検査>
アンカーを直接 手で触り、アンカーの固着状態(がたつきの有無、接着剤の硬化状態)の
判定をする
<打音検査>
おネジアンカーは、その出しろ部分、めネジアンカーはボルトを差し込み、
その出しろ部分をハンマーで叩き、その打撃音が高い金属音か
鈍い金属音かにより アンカーの固着状態を判定
<立会い試験(加力試験)>
立会い検査とは、原則として変位の測定はせず施工した全本数の0.5%以上
または3本以上を対象として引張加力試験を行う。
試験の実施は、施工責任者が自主的に必要と判断した場合に行うものと
管理者(総合建築業)が立会いのもと本試験として行うものとがある。