2014 年 6 月 30 日 月曜日

ワイヤーソーイング【低騒音特殊解体】

ワイヤーソーイング
-特徴-
ワイヤーソー工法は、切断対象物にダイヤモンドワイヤー※を巻き付け
ワイヤーソーマシンで高速回転させて切断する工法です。
ダイヤモンドワイヤーは柔軟性に優れ、
切断対象物の形状に合わせて切断することが可能です。
大型コンクリート構造物から曲面状の物まで切断対象物の形状を限定しません。
低騒音・低振動・低粉塵で作業できますので、
環境負荷対策が必要なコンクリート構造物の解体・改修工事、
建物耐震補強工事に活用できます。
切断物は凹凸が無く、安全に効率良く撤去できます。
また切削汚水対策が必要な場合、
切削汚水を軽減できる乾式切断・泡切断等の工法があります。

※ダイヤモンドワイヤー
 直径約1cmの黒いヒモのようなワイヤーで
 ダイヤモンドビーズ・被膜(プロテクター)・スチールワイヤーで構成されています。

-用途-
土木構造物・建築構造物・水中構造物の解体・改修における
コンクリートの切断に分類できます。

土木構造物:橋、高速道路、鉄道高架、ダム、擁護壁、トンネル、二次製品
建築構造物:建物壁・床・梁・柱・基礎、煙突、地下構造物
水中構造物:杭、防波堤、パイル

ワイヤーソーマシン
-概要-
直付式・ガイド走行式・自走式に大別されます
直付式    :切断物に直接ワイヤーソーマシンを取り付けるため、
         狭所・高所の現場条件で小切断面の切断に適しています。
ガイド走行式:ワイヤーソーマシンの剛性が高く、
         土木構造物の中切断物の切断に適しています
         出力30kw未満の油圧ユニットとの組合せが標準です
自走式   :ワイヤーソーマシンと動力が一体式で走行しながら切断します
         大型構造物の大切断面・水中構造物の切断に適しています
         出力30kw以上が標準です

当社、解体工事で使用したワイヤーソーイング