2015 年 6 月 19 日 金曜日
コンクリートの圧縮強度
コンクリートの圧縮強度は、鉄筋コンクリート造建築物の
耐震性能を推定する上での重要な要因であり、
当該建築物について慎重な調査を行って確認する。
調査方法は、コア圧縮試験によるものとし、
建築物の任意3箇所以上で採取したコンクリートコアによって
圧縮試験を行い、試験結果から得られる圧縮強度が
全箇所において13.5N/㎟以上の大きさとなることを確認するとともに
日本建築学会『壁式鉄筋コンクリート造設計基準・同解説』等を参考に
平均値ならびに1/2を超える箇所の圧縮強度試験結果の値が18N/㎟になることを確認する。
建築物からのコア採取が困難な場合には、リバウンドハンマー法によっても良いが
リバウンドハンマー法による試験結果の反発度と圧縮強度との間には
バラつきがあることを考慮する。