あと施工アンカー【一般工事】
あと施工アンカーとは
木材や鋼材といった構造部材、もしくは設備機器などを固定するために
コンクリートに埋め込んで使用するボルトのことをアンカーボルトといい、
既存のコンクリートに穴あけをして打設するもののことを
「あと施工アンカー」といいます。
あと施工アンカーには大きく分けて金属系アンカーと接着系アンカーがあります。
-金属系アンカー-
使用分野
<建築工事>
コンクリート型枠止め、避難梯子、増築に伴うコンクリート柱補強、
外壁下地アングル止め、ベランダ補強、エレベータ工事、フェンス、
看板、ネオン塔、コンクリート基礎ボルト
<道路工事>
フェンス、防音壁、遮音壁、ガードレール、照明灯、落石防止網、
落雪防止柵、標識板
<高架橋梁工事>
ケーソン内基礎ボルト、橋脚補強工事、ケーブル、水道管等ブラケット、
検査足場、漏水桶受箱、伸縮継手金物、落下防止柵アンカー、
拡幅工事、PC板固定、落橋防止工事、タラップ
<機械据付工事>
エスカレータ基礎補強用、揚水ポンプ、製鉄用圧延機械等、
クレーンレール、ホイスト用レール、プラント基礎ボルト
<トンネル工事>
架線、ケーブルラック、電力線引込み金具、仮設レール、ジェットファン、標識板
<鉄道工事>
歩道橋、ホーム継足し用差筋、防音壁、標識板、落石防止網、
落雪防止柵、河川水中工事、電力、ガス、石油工事等
接着系アンカー
母材に予め穿孔した孔に充填した接着剤(カプセル方式または注入方式)が化学反応により
硬化し、定着部を物理的に固着するもの
コンクリートへの固着強度、耐アルカリ性に優れるほか対振動性や耐薬品性にも強い性質を有します。
耐熱温度も80℃まで使用可能
接着系アンカーは大きく分けてカプセル方式と注入方式の2つに分かれます。