2012 年 11 月 6 日 火曜日

耐震診断 調査方法【構造物の調査・診断】

耐震診断の調査方法は、色々あります

●コンクリート圧縮強度試験
建築物の各階3箇所以上(任意)で採取したコア(テストピース)によって試験を行い、試験結果から得られる圧縮強度が13.5N/㎟以上になることを確認します。

●コンクリート中性化試験
建築物の柱・梁の一部をハツリ、フェノールフタレイン溶液を割裂面に噴霧
噴霧した箇所は通常、赤色に変化しますが中性化したコンクリートは変化しません

●レーダーによる配筋調査
フェロスキャン/電磁誘導法とハンディサーチ/電磁波レーダー法の2種類を当社では使用しております
建築物を破壊することなく、コンクリート内の鉄筋数・位置・深さの確認ができます

●不同沈下測定
垂直(鉛直)方向と水平方向の測定があります
垂直(鉛直)方向の測定は主に柱の傾斜を、水平方向の測定は床面の沈下状況の測定を行います

●コンクリートのハツリによる配筋調査
建築物の柱・梁の一部をハツリ、鉄筋の状態・かぶり厚さ等を直接、確認します

●外観調査
建物外部に発生する様々な故障、劣化等を目視(双眼鏡・高所作業車等を使用)、写真撮影により調査します