2013 年 8 月 5 日 月曜日

鉄筋

鉄筋の見分け方
鉄筋表示は(形状+降伏点○○○N/㎟)の形式で示され
JISに以下の7種類が規定されています。
丸鋼SR(steel round bar)○○○
異形鉄筋SD(steel deformed bar)○○○で表示しています。

丸状の棒鋼を丸鋼、棒鋼の表面に突起を有しているものを異形棒鋼と呼びます。
異形棒鋼は通称として異形鉄筋と呼ぶことがあります。
また、異形棒鋼でも突起の形状がねじ筋状のものを
一般の異形棒鋼と区別するために、ねじ節鉄筋と呼ぶことがあります。
異形鉄筋の各部突起の名称は軸線方向の突起を『リブ』
軸線方向以外の突起を『節』と呼びます。

異形鉄筋の公称直径は1/4インチ(1インチ2.54㎝)から1/8インチ増しとして
インチ立てをmm整数(端数を四捨五入)に直した表示としています。
丸鋼の場合は、表示方法が特に規定されていません。実際は『φ直径』、
『○○φ』と表示する場合が多いです。
直径5.5mm~200mmの範囲で熱間圧延棒鋼などについてのJIS規定があります。

-鉄筋のかぶり厚さ-
鉄筋表面とこれを覆うコンクリートの表面までの最短距離を
鉄筋のかぶり厚さといいます。
火災やコンクリート中性化の影響が鉄筋に及ばないように
また応力伝達上、有効なようにコンクリートの鉄筋に対する
かぶり厚さは充分にとる必要があります。

鉄筋のかぶり厚さについて建築基準法では、以下のような規定があります。
建築基準法による鉄筋のかぶり厚さ
○土に接しない部分
 耐力壁以外の壁・床:2㎝以上
 耐力壁・柱・梁:3㎝以上
○土に接する部分
 壁・柱・床・梁・布基礎の立ち上り部分:4㎝以上
 基礎(布基礎の立ち上り部分を除く):6㎝以上(捨てコンクリート部分を除く)