2018 年 3 月 8 日 木曜日

あと施工アンカーの引張試験および検査

あと施工アンカーの引張試験および検査

・目視検査
アンカーの種類・径・施工位置・本数・角度・突出寸法が
施工計画書および施工確認シート通りであること
接着系アンカーでは接着剤が母材表面に達していることが
判定基準
目視で確認する。

・接触検査
がたつきがない、接着剤が硬化していることが判定基準
直接、触れて検査する。

・打音検査
金属音であり濁音がしない、適度の反発があることが
判定基準
アンカーの出代部分をハンマーで叩いて検査する。

・非破壊試験
設計用引張強度に等しい荷重まで引張加力を行い、この荷重に
対してアンカーの抜け出し等の過大な変形を起こさないこと
予想破壊荷重の2/3を検査荷重とし、この荷重に対してアンカー
の抜け出し等の過大な変形を起こさないことが判定基準
全本数の0.5%、少なくとも3本以上

・破壊試験
加力には『引張加力』と『せん断力』があり
破壊に至るまで引張荷重および変位を測定する
試験本数は各アンカー種別・加力方式ごとに少なくとも3本以上、
できれば5本以上で行う。
3本の場合は、それらの結果の平均値と最大値・最小値などに
基づき、強度・変形性能を判定する。
5本以上の場合には、最大・最小の値を除外した残りの値の平均値
と全体の値のばらつき(標準偏差、または最大値・最小値)などに
基づき、強度・変形性能を判定する。