2018 年 7 月 4 日 水曜日

ケミカルアンカー【一般工事】

ケミカルアンカーとは・・・・
化学反応を利用した接着剤によって、全ネジや異形鋼棒を固定するもの
試験管のような容器に入っていることが多く、カプセル型接着系アンカーとも呼ばれている
<施工方法>
コンクリートにドリルで穴をあけ、ブロワーで切り粉を除去
更にケミカルブラシで孔壁の粉塵を除去し
集塵機等で清掃した後、ケミカルアンカーを穴に挿入
先端を斜めに切った全ネジや異形鋼棒を打ち込むことによって
ケミカルアンカーの容器が破壊され化学反応が起こり、しばらくすると固定する
<用  途>
土木・構造物の基礎、道路、鉄道などのフェンス等を固定
建物用の天井インサート、梯子取付など安定した固着強度が求められる工事に
活用されており、耐震性に優れている。
水中や海水中での施工が可能なものもあり、幅広い用途で利用されている。

≪カプセルアンカー(ガラス管タイプ)≫

特長
強固な固着強度を有し、経時変化のほとんどないエポキシアクリレート樹脂を
主剤に、硬化剤及び骨材を配合した樹脂カプセル
≪カプセルアンカー(ビニルウレタン樹脂スティックタイプ≫
特長
フレキシブルなフィルムチューブで取扱いが容易なうえ
ガラスによる容器の割れなどの問題をクリア
≪2液混合式(カートリッジタイプ)≫
特長

注入式のカートリッジタイプで注入時に主剤と硬化剤が確実に混練し、
従来のようにボルトを回転させずに埋め込めることができる
液ダレしにくく壁や天井の施工に便利