2013 年 6 月 11 日 火曜日
ケミカルアンカー工事【一般工事】
ケミカルアンカー(接着系アンカー)とは
化学反応を利用した接着剤によって全ネジや異形鋼棒を固定するものである。
試験管のような容器に入っていることが多く、
カプセル型接着系アンカーとも呼ばれています。
<種類>
カプセルアンカー(ガラス管タイプ)
特徴
強度や固着強度を有し、経時変化のほとんどないエポキシアクリレート樹脂を主剤に、
硬化剤および骨材を配合した樹脂カプセルのケミカルアンカーです。
カプセルアンカー(ビニルウレタン樹脂)
特徴
フレキシブルなフィルムチューブで取扱いが容易な上、
ガラスによる容器の割れなどの問題をクリアしたケミカルアンカーです
<施工方法>
コンクリートにドリルで穴を開け、ブロワーで切り粉を除去し、
さらにケミカルブラシで穴の中の粉塵を除去、ブロワーや集塵機で清掃したあと
ケミカルアンカーを穴に挿入。
先端を斜めに切った全ネジや異形鋼棒を打込むことによって
ケミカルアンカーの容器が破壊され、化学反応が起こり、しばらくすると固定する。
<用途>
土木・構造物の基礎、道路、鉄道などのフェンス、ベンチなどの固定、
建物用の天井インサート、梯子取付など安定した固着強度が求められる工事に
活用されており、耐震性に優れています。
また水中や海水中での施工が可能なものもあり、幅広い用途で使用されています。