2015 年 6 月 29 日 月曜日

コンクリートの中性化深さ測定方法その2≪JIS A 1152≫

コンクリート構造物の斫り面の中性化深さを測定する場合は、
斫り面の大きさに応じて4~8箇所程度を測定するのがよい。
コア供試体、斫り面いずれの場合も測定値とは別に最大値を測定する。
最大値を示した箇所に施工欠陥(※)などの異常が認められる場合は
その旨、記録しておく。
コア供試体の中性化深さが浅い場合は0.5mm以下としてよい。
コンクリート構造物の斫り面で測定する場合は1mmとしてよい。
※施工欠陥とは
ジャンカ、表面気泡(あばた)、コールドジョイント、ブリーディング等

噴霧して数分から3日程度放置するか、又はドライヤーなどで測定面を
乾燥させると呈色した部分が安定する。
時間の経過とともに呈色する部分が拡大する場合は、
呈色した部分が安定するまで放置するか、
再度試薬を噴霧して直ちに測定するとよい。

平均中性化深さは、測定値の合計を測定箇所数で除して求め
四捨五入によって小数点以下1桁にする。