2016 年 5 月 27 日 金曜日

コンクリート構造物の劣化『構造物の調査・診断』

コンクリート構造物の劣化原因
鉄筋コンクリート構造物の劣化は、コンクリートの劣化と鉄筋の腐食が引き金となり
それらが相互に関連して起こります。
塩害、アルカリ骨材反応などに起因する劣化の多くは、酸素(O₂)、二酸化炭素(CO₂)及び水分(H₂O)の化学的劣化外力によるものです。
コンクリート中において、これらをどのように制御するかということに
大きな意味があるものと考えられます。
・酸素(O₂)の浸透
鉄筋が腐食し鉄筋が錆びる
・二酸化炭素(CO₂)の浸透
コンクリートの中性化が進行し鉄筋が錆びる
・雨水(H₂O)の浸透
鉄筋が腐食し鉄筋が錆びる
アルカリ骨材反応が起こりコンクリートが膨張
コンクリートの凍結融解が起こりコンクリートが凍害
コンクリート中の成分が溶出して組織が破壊したり汚れが発生
・塩化物イオン(C1⁻)を含んだ水分(H₂O)の浸透
鉄筋が腐食がし鉄筋が錆びる