2016 年 11 月 14 日 月曜日
赤外線サーモグラフィ-【構造物の調査・診断】
赤外線の性質
可視光線とマイクロ波の間の眼に見えない領域の光
波長にして約1ミクロンから1ミリメートルの間で、
更に近・中・遠・超遠赤外線と分類されます。
可視光線と同じように真空中も空気中も直進します。
また、可視光線と同じように透過や反射があります。
ただし、透過する材質は限られます。
赤外線サーモグラフィの特徴
1.非接触による撮影
赤外線サーモグラフィは、物体に触れず離れたところから測定することができる。
2.画像・映像による測定
赤外線サーモグラフィは、1点の温度値ではなく面として
広範囲の温度分布を映像化するので、効率的に異常温度箇所を検出することができる。
3.リアルタイム・高速測定
赤外線サーモグラフィは、応答速度が速く、リアルタイムの計測が可能。
『赤外線サーモグラフィのメリット』
1.広い範囲の表面温度の分布を相対的に比較できる
2.動いているものや、危険で近づけないものでも、簡単に温度計測できる
3.微小物体でも温度を乱すことなく温度計測できる
4.食品、薬品、化学製品などでも衛生的に温度計測できる
5.温度変化の激しい物や、短時間の現象でも温度計測ができる
例えば、タイヤやブレーキなどの回転体やエアバック爆発の瞬間の
現象を捉えることができます。
他にも太陽光パネルに異常箇所がないかの確認、
電気システムでの不具合箇所がないかの検査等
外壁調査以外にも活用されています。