2016 年 12 月 19 日 月曜日
アスベスト除去工事【低騒音特殊解体】
-アスベスト(石綿)とは-
天然に存在する繊維状ケイ酸塩鉱物で『せきめん』『いしわた』とも呼ばれています。
アスベストは不燃性・耐熱性・耐腐食性に優れ、長い間多岐にわたって
利活用されてきました。その大半は建築物に使用されていました。
アスベストは、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること・
吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理
及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。
アスベストを吸入することにより中皮腫や石綿関連肺がんなどの健康障害を生じる
おそれがあることが明らかになっており、建築物を維持管理する上では、
そのリスクに応じて適切に管理・除去しなければなりません。
建築基準法では平成18年より吹付けアスベストなどの使用を禁止し、建築物の
所有者に対して増改築時に除去することを義務付けています。
さらに、特殊建築物については吹付け石綿等に関する調査結果を定期調査報告書に
記載し報告することになっています。
-アスベスト調査-
建物にアスベストが含まれているかどうか、調査を求められる場合があります。
例えば建物の解体・改修を行う場合には『事前調査』が法で定められており、
建物の売買貸借等に於いても、その結果の報告を求められることがあります。
アスベストは、発じん性によってレベル1~3に分類されています。
危険性の高いものがレベル1とされその後、レベル2・レベル3と続きます。
発じん性とは、粉塵の発生のしやすさを指しており飛散性と同様の意味です。