2017 年 6 月 15 日 木曜日

耐震診断と耐力度調査の違い

耐震診断とは、建物が地震に対してどの程度 耐え得る力を有しているかについて
構造力学上から診断するものです。
一方で耐力度調査とは、例えば公立学校施設において 建物の構造耐力、経年による耐力低下、
立地条件による影響の3つの項目を総合的に調査し、建物の老朽状況を評価するものです。
調査の結果、所要の耐力度に達しないものについて危険建物として改築事業の
補助対象としています。
このように、耐震診断は建物を継続的に使用する際に、地震に対する安全性(耐震性能)を
評価するものであり、これに対し耐力度調査は改築事業の補助要件として主に建物の老朽状況を
総合的に評価するものであり、それぞれ評価の目的が異なります。