2013 年 4 月 30 日 火曜日
耐震補強の種類
耐震補強の種類
1.コンクリート増設壁
壁を増やして補強する方法は、最も簡単で効果の大きい方法です。
耐震性に優れたコンクリートの壁をバランスよく配置することで
建物の耐震性能は大きく向上します。
しかしながら、壁を増やすことにより建物の使い勝手が悪くなることがあるため、
他の工法と併用して使われます。
例えば、アラミド繊維や炭素繊維を用いる炭素繊維巻立工事など
2.炭素繊維巻立工事
柱や梁などの構造物の表面に接着して建物のねばりを増す補強工法です。
3.スリットを設ける
スリットとは『すきま』のことです。
『すきま』を設けてねばり強さを増す方法もあります。
柱に壁がついているため、横方向の力が壁の無い部分に集中してしまい
柱が破壊されてしまいます。
このような壊れ方を防ぐため、柱と壁の間にスリットを設け
柱から切り離すことがあります。
スリットは、 2~3㎝ほどの隙間で防水を考慮した目隠しが施されます。
スリットを設けるのにウォールソーイング工法が最適です。