2016 年 1 月 22 日 金曜日

赤外線サーモグラフィ-【構造物の調査・診断】

赤外線診断とは・・・
表面の温度差を装置によって測定し、得られた表面温度分布から
不良部を検出する方法
湿式外壁の不良部(浮き部)などに存在する空気層が断熱層となり
熱伝導を妨げるため、不良部(浮き部)と健全部とでは
表面温度に高低の差が出ます。その原理を応用して外壁面の温度分布を
赤外線サーモグラフで測定・解析して不良部の有無を調査します。
赤外線サーモグラフィとは・・・
対象物から出ている赤外線放射エネルギーを検出し、見かけの温度に変換して
温度分布を画像表示する方法のこと

『赤外線サーモグラフィの特徴』
1.面の温度分布として捉え、可視化情報として表示
2.対象物から離れたところから、非接触で温度測定ができる
3.リアルタイムで温度計測ができる

『赤外線サーモグラフィのメリット』
1.広い範囲の表面温度の分布を相対的に比較できる
2.動いているものや、危険で近づけないものでも、簡単に温度計測できる
3.微小物体でも温度を乱すことなく温度計測できる
4.食品、薬品、化学製品などでも衛生的に温度計測できる
5.温度変化の激しい物や、短時間の現象でも温度計測ができる