2013 年 12 月 9 日 月曜日
高精度鉄筋探査【構造物の調査・診断】
高精度鉄筋探査とは・・・・
当社では、<フェロスキャン/電磁誘導法>と<ハンディサーチ/電磁波レーダー法>の
2種類を使用し、構造物の内部を破壊することなく調べることができます。
図面の復元、耐震補強工事、改修工事、設備工事、コンクリートアンカー工事、
かぶり厚さの確認など他にも様々な用途でご利用頂いております。
フェロスキャン/電磁誘導法
コイル※に交流電流を流すと磁束が発生します。
かぶりが変化するとコイルを貫いている磁束が変化、
これがインピーダンスの変化として検出されることを利用してかぶりを測定します。
また、起電力の強弱を感知し、鉄筋位置を測定
さらに磁束の振幅の変化を読み取り、鉄筋径を推測することができます。
鉄筋位置とかぶりの測定が同時にでき、コンクリートの湿潤状態や品質等による
影響を受けません。
電磁波誘導法は、かぶりが比較的浅い場所では非常に有効で
浅ければ浅いほど分解能力も良く確実な探査および測定が可能です。
約150mmまでの浅いかぶり厚が測定可能
ハンディサーチ/電磁波レーダー法
電磁波をコンクリートの表面から内部に向けて放射し、
対象物からの反射信号を受信することにより鉄筋や空洞などの
位置や深さを画像表示・記録できます。
レーダー方式により鉄筋などの金属物のほかに塩ビ管・空洞などの非金属物も探査できます。
コンクリートの湿潤状態や品質等に影響を受けやすいため
比誘電率をキャリブレートすることで鉄筋かぶり厚さの精度を高めることができます。
約280mmと深いかぶり厚さを測定可能