2017 年 6 月 28 日 水曜日

アスベスト含有調査

アスベスト(石綿)の粉じんを吸い込むと有害です。
アスベスト(石綿)の繊維は極めて細かく軽いので、空気中に浮遊しやすく
人が吸入しやすいという特徴があります。
アスベスト(石綿)を吸入してしまうと、肺の中に長期間残留するので
肺がんやアスベスト肺、悪性中皮腫等の原因となる恐れがあります。
また、症状が進行するまで病気に気づかないという特徴もあります。

労働安全衛生法等の法令の規制対象となるアスベストについては、
厚生労働省労働基準局長通達において
『繊維状を呈しているアクチノライト・アモサイト・アンソフィライト・クリソタイル・
クロシドライト及びトレモライト』と定義しています。
アスベスト含有建材の判定は、アスベスト含有量が0.1重量パーセントを超えるかを
基準にしています。

アスベスト(石綿)とは、天然に産出する繊維ケイ酸塩鉱物の総称で下記、6種類
☆蛇紋石系のクリソタイル(白石綿)
☆角閃石系のクロシドライト(青石綿)
☆アモサイト(茶石綿)
☆アンソフィライト
☆トレモライト
☆アクチノライト

アスベスト(石綿)は、色々な用途に合わせ様々な建材に使用されています。
アスベスト(石綿)含有建材の使用目的には耐火用・断熱・結露防止用・吸音用があり
目的を知ることによって、ある程度の種類を限定することができます。
そのため、アスベスト(石綿)含有調査を行うにあたって、
使用目的に着目して調査することが効果的です。