‘インフォメーション’ カテゴリーのアーカイブ
プレキャストコンクリート『コンクリート二次製品』
プレキャストコンクリートとは、
現場で組み立て・設置を行うために工場などで
あらかじめ製造されたコンクリート製品のことです。
使う用途によって、様々な種類があります。
プレキャスト無筋コンクリート(JIS A 5371)
・暗渠類・・・・・・・・・・無筋コンクリート管、その他
・舗装、境界ブロック類・・・境界ブロック、その他
・ブロック式擁壁類・・・・・積みブロック、大型積みブロック、その他
・用排水路類
・のり面被覆ブロック類
・緑化ブロック類
プレキャスト鉄筋コンクリート(JIS A 5372)
・杭類・・・・・・・・・・・鉄筋コンクリート杭、鋼菅複合杭(SC杭)
・擁護壁・・・・・・・・・・矢板、大型積みブロック、L型擁壁、逆T型擁壁、
控え壁式擁壁、PC壁体、組立土留め、井げた組擁壁、補強土壁、その他
・暗渠類・・・・・・・・・・鉄筋コンクリート管、遠心力鉄筋コンクリート管、
組合せ暗渠ブロック、鉄筋コンクリートボックスカルバート、アーチカルバート、
推進菅、シールド用セグメント、組立式アーチカルバート、その他
※カルバートとは
盛土の下部を横断する内空構造物、
四角断面をしたコンクリート二次製品を意味することが多い。
・マンホール類・・・・・・・マンホール側塊、組立マンホール、その他
・路面排水溝類・・・・・・・U型側溝、上ぶた式・落ちふた式U型側溝、L型側溝、
皿型側溝、排水性舗装用側溝・縦断菅、縦断勾配可変側溝、浸透・透水性側溝、その他
・用排水路類・・・・・・・・フリューム、ベンチフリューム、組立土留め、L型水路、
組立柵きょ、矢板、その他
・共同溝類・・・・・・・・・ケーブルトラフ、共同溝、電線共同溝、洞道、その他
・橋梁類
・貯水施設類
・防災施設類
・緑化ブロック類
※暗渠とは
用水や排水のための水路が地中に埋設されたり、蓋をされるなどして
水面が地上から見えないようにされているもの
コンクリート二次製品
コンクリート二次製品とは、コンクリートを材料に作られた製品のことを言います。
駐車場などで見かける車止めや側溝などに使われているL字型などがあります。
下水などに使用されているU字型などのものは、生活に密着した製品とも言えます。
他にも、マンホールやヒューム管、縁石、PHC杭、プレキャストコンクリート、
ロックボルトなどがあります。
ヒューム管:鉄筋コンクリートを用いた菅で、一般的に導水管として用いられます。
灌漑用水や下水道に主に用いられています。
縁石:歩道や安全地帯と車道を区別したり、花壇の境界を示すために置く石または
コンクリートブロック
PHC杭:プレテンション方式遠心力化プレストレスとコンクリートパネルの略称です。
打撃に強く耐衝撃性能に優れています。
プレキャストコンクリート:現場で組み立て、設置を行うために工場などで
あらかじめ製造されたコンクリート製品です。
ロックボルト:ゆるみや脱落が予想される
地山や岩塊を押さえつけるためのプレートを締め付ける為のボルトです。
ボルトの定着部分(先端)は深部の締った地山へ締め付けます。
ベアリングプレートとはロックボルトを締め付けるときに用いる鋼板です。
コンクリート二次製品は、とても経済的で安全なことから生活に密着した場所に多く
使用されているものです。
河川敷などで見かけるものもコンクリート二次製品になります。
環境などの問題も考慮されたうえで製造されています。
あと施工アンカー引張試験【構造物の調査・診断】
あと施工アンカー引張試験とは
あと施工アンカー施工後に行う試験および検査のことです。
アンカー施工後の試験および検査は、
施工計画書通りに施工が行われているか否かを、
あと施工アンカー施工業者が自主的に検査するものです。
『自主検査』は接触や打音による簡便なもので、
加力測定装置を用いる大掛かりなものは
『立会い検査』として大別されます。
-自主検査-
一般的にあと施工アンカー施工業者が行う検査は『自主検査』です
●目視検査:アンカーの種類・径・施工位置・本数・角度・突出寸法が
施工計画書(設計図・施工図)通りであることを目視にて検査
接着系アンカーでは、接着剤が母材表面に達していること
対象は施工した全本数
●接触検査:アンカーを直接手で触り、がたつきのないことや
接着剤が硬化していることを検査
対象は施工した全本数
●打音検査:アンカーの出しろ部分をハンマーで叩き、
その打撃音にてアンカーの固着状態を判定
対象は施工した全本数
-立会い検査(加力試験)-
●非破壊検査:設計用引張強度に等しい荷重、または耐震補強工事の場合には
予想破壊荷重の2/3まで加力し、抜け出し等の過大な変位を起こさず耐えられれば
合格とします。
対象は施工した全本数の0.5%(少なくとも3本以上)
●破壊検査:破壊に至るまでの引張荷重および変位を測定し、
所定の強度・剛性を有していれば合格とします。
対象は施工したアンカー種別・加力方式ごとに少なくとも3本以上、できれば5本以上
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
昨年は格別のお引立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう
従業員一同心よりお願い申し上げます。
株式会社ティ・ビーダイヤモンド
〒601-8142
京都府京都市南区上鳥羽中河原7番
TEL:075-692-2144
FAX:075-692-2155
年末年始休業のお知らせ
毎々格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社では誠に勝手ながら、下記の通り休業させて頂きます。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
【 年末年始休業日 】
平成24年12月29日(土)~平成25年1月6日(日)
なお、休業日に頂いた『お問合せ』につきましては
平成25年1月7日(月)以降、順次ご対応させて頂きます。
ワイヤーソーイング【低騒音特殊解体】
ワイヤーソーイング
-特徴-
ワイヤーソー工法は、切断対象物にダイヤモンドワイヤー※を巻き付け
ワイヤーソーマシンで高速回転させて切断する工法です。
ダイヤモンドワイヤーは柔軟性に優れ、
切断対象物の形状に合わせて切断することが可能です。
大型コンクリート構造物から曲面状の物まで切断対象物の形状を限定しません。
低騒音・低振動・低粉塵で作業できますので、
環境負荷対策が必要なコンクリート構造物の解体・改修工事、
建物耐震補強工事に活用できます。
切断物は凹凸が無く、安全に効率良く撤去できます。
また切削汚水対策が必要な場合、
切削汚水を軽減できる乾式切断・泡切断等の工法があります。
※ダイヤモンドワイヤー
直径約1cmの黒いヒモのようなワイヤーで
ダイヤモンドビーズ・被膜(プロテクター)・スチールワイヤーで構成されています。
-用途-
土木構造物・建築構造物・水中構造物の解体・改修における
コンクリートの切断に分類できます。
土木構造物:橋、高速道路、鉄道高架、ダム、擁護壁、トンネル、二次製品
建築構造物:建物壁・床・梁・柱・基礎、煙突、地下構造物
水中構造物:杭、防波堤、パイル
ワイヤーソーマシン
-概要-
直付式・ガイド走行式・自走式に大別されます
直付式 :切断物に直接ワイヤーソーマシンを取り付けるため、
狭所・高所の現場条件で小切断面の切断に適しています。
ガイド走行式:ワイヤーソーマシンの剛性が高く、
土木構造物の中切断物の切断に適しています
出力30kw未満の油圧ユニットとの組合せが標準です
自走式 :ワイヤーソーマシンと動力が一体式で走行しながら切断します
大型構造物の大切断面・水中構造物の切断に適しています
出力30kw以上が標準です
当社、解体工事で使用したワイヤーソーイング
ウォールソーイング【低騒音特殊解体】
ウオールソーイング
切断箇所に走行用のレールをアンカーで固定してダイヤモンドブレード※を
回転・走行させることで直線的にコンクリート構造物を切断します。
低騒音・低振動で切断できる工法です。
ウォールソーイング工法は、水平・垂直・斜めの直線切断が可能で
正確(ゼロ切も可能)な切断を有する時に使用します。
擁壁の撤去や窓の新設による開口・耐震工事用のスリット工事などに適します。
※人造ダイヤモンドを金属と焼結したダイヤモンドチップと円盤状の基板で構成されています
種類は、用途別に分かれています。
-用途-
●橋・高速道路・トンネル・擁護壁・ダム等の改修・解体工事
●間取り変更、窓枠・ドアの取付
●水力・火力・原子力発電所の改修・解体工事
●病院・ホテル・学校等の公害規制の厳しい場所での改修・解体工事
●壁面耐震スリット加工
●コンクリート構造物の改修・解体工事など
ハンドクラッシャー工事【低騒音特殊解体】
ハンドクラッシャー工法
小型軽量なので、重機が入らない場所や騒音が出ない場所に多く用いられる工法です。
コンクリート厚さ250mmまでの壁・スラブを撤去することができ
新設開口設置や壁撤去に適している低振動・低騒音工法です。
コンクリート構造物を挟み込み破壊作業を行います。
低騒音・低振動でホコリも少なく、周りの環境を損なわず作業が行えます。
営業中の店舗ビル・病院・学校・オフィスビル等での施工に最適です。
-ハンドクラッシャー工法施工手順-
1.導入孔が必要な場合、ダイヤモンドコアドリルを使用し導入孔を削孔後、
クラッシャーにより破砕します。
↓
2.予定の撤去範囲まで破砕します
↓
3.クラッシャーで破砕後、必要に応じて斫り・鉄筋切断を行います
↓
4.開口仕上げ完了
-用途-
内壁・外壁の部分解体等
ポールの解体、床部および屋根上の土間等の解体
あと施工アンカー(接着系アンカー)その2【一般工事】
あと施工アンカー(接着系アンカー)
注入型
接着剤をじかにコンクリートの穴に注入するタイプです。
まずコンクリートの穴に接着剤を注入し、次にアンカー筋を挿入して
アンカー筋をコンクリートに固着させます。
・現場調合タイプ
・カートリッジタイプ
-使用分野-
<建築工事>
増改築用差筋、ALC/石膏ボード等への金物取付、外壁の補修(ピンニング工法)、
避難梯子、U字筋/L字筋、サッシ取付、天井インサート、手摺取付
<道路・鉄道工事>
拡幅工事、標識板取付、フェンス取付、レール止めアンカー、タラップ取付、
防音壁取付、ベンチ固定、設備工事、配管工事、セラミックインサートボルト、
冷暖房ダクト工事、地中線ケーブルブラケット取付
<トンネル工事>
架線、ケーブルラック、仮設レール
<その他>
墓石アンカー、自動販売機取付
あと施工アンカー(接着系アンカー)その1【一般工事】
あと施工アンカー(接着系アンカー)
接着剤でアンカー筋とコンクリートを固着させます。
接着剤の注入方式の違いによってカプセル型と注入型の2種類に分類されます。
カプセル型
接着剤がガラス製及びフィルムチューブなどのカプセル中に入っており、
それをコンクリートの穴に入れてアンカー筋を打ち込み接着剤を硬化させ
コンクリートに固着させます
・打ち込みタイプ
・回転・打撃タイプ
-使用分野-
<建築工事>
コンクリート型枠止め、避難梯子、増築に伴うコンクリート柱補強、
外壁下地アングル止め、ベランダ補強、エレベーター工事、フェンス、
看板、ネオン塔、コンクリート基礎ボルト
<道路工事>
フェンス、防音壁、遮音壁、ガードレール、照明灯、落石防止網、落雪防止柵、
標識板
<高架橋梁工事>
ケーソン内基礎ボルト、橋脚補強工事、ケーブル、水道管等ブラケット、
検査足場、漏水桶受箱、伸縮継手金物、落下防止柵アンカー、拡幅工事、
PC板固定、落橋防止工事、タラップ
<機械据付工事>
エスカレーター基礎補強用、揚水ポンプ、製鉄用圧延機械等、クレーンレール、
ホイスト用レール、プラント基礎ボルト
<トンネル工事>
架線、ケーブルラック、電力線引込み金具、仮設レール、ジェットファン、標識板
<鉄道工事>
歩道橋、ホーム継足し用差筋、防音壁、標識板、落石防止網、落雪防止柵、
湾岸、河川水中工事、電力、ガス、石油工事