‘インフォメーション’ カテゴリーのアーカイブ
フェロスキャンとハンディサーチ【構造物の調査・診断】
当社では<フェロスキャン/電磁誘導法>と<ハンディサーチ/電磁波レーダー法>の
2種類を取り扱っております。
構造物を破壊することなく内部を調べることができますので、
図面の復元、耐震補強工事、改修工事、設備工事、コンクリートアンカー工事、
かぶり厚さの確認など他にも様々な用途でご利用頂いています。
フェロスキャン・ハンディサーチとは・・・・・
<フェロスキャン/電磁誘導法>
コイルに交流電流を流すと磁束が発生します。
かぶりが変化するとコイルを貫いている磁束が変化、これがインビーダンスの変化として
検出されることを利用してかぶりを測定します。
また起電力の強弱を感知し、鉄筋位置を測定、
さらに磁束の振幅の変化を読み取り鉄筋径を推測することができます。
<ハンディサーチ/電磁波レーダー法>
電磁波をコンクリートの表面から内部に向けて放射し、対象物からの反射信号を
受信することにより鉄筋や空洞などの位置や深さを画像表示・記録します。
レーダー方式により鉄筋などの金属物のほかに塩ビ管・空洞などの非金属物も探査できます。
【耐震補強工事】までの流れ
耐震補強工事を行うためには
まず耐震診断を行って、構造物の補強しなければならない弱点を把握する必要があります。
耐震診断とは
既存建物を調査して安全性を診断することを耐力診断といい、
地震などの揺れによって既存建物が受ける被害がどのくらい大きいか
安全かどうかを調べて判断することを耐震診断といいます。
建物の形状、骨組(構造躯体)の粘り強さ、老朽化の程度、
ひび割れや変形などによる損傷の影響などを総合的に考慮します。
耐震補強とは
既存建物で耐震性能を向上させるために行う工事のことです
耐震補強の方法は、RC造では3タイプあります。
その1:柱や梁に炭素繊維やアラミド繊維などのシートを巻きつける
その2:開口部に鉄骨ブレースを入れる
その3:壁を増設する
木造一戸建ての場合は
建物自体の軽量化、耐力壁の追加や既存壁の補強、
柱や梁の接合を強化する金物の設置などの対策があります。
耐震性能とは
建物が地震エネルギーをどれだけ吸収できるか、
揺れにどれだけ耐えられるかを表す能力のことで
骨組(構造躯体)の強度を表す指標のひとつです。
柱や梁の強さや粘り、耐力壁の量などが関係します。
品確法に基づく住宅性能表示制度では『構造の安定に関すること』の項目の中で、
数十年に一度の中規模地震に対する損傷のしにくさと
数百年に一度の大地震に対する倒壊のしにくさの2点について
『耐震等級』で定められています。
ワイヤーソーイング工事【低騒音特殊解体】
ワイヤーソーイングとは
ダイヤモンドワイヤーを切断対象物に巻き付けて
高速回転させて切断する工法です。
-特徴-
ワイヤーは柔軟性に優れているので、
切断対象物の形状に合わせて切断することが可能です。
大型コンクリート構造物から曲面状の物まで切断対象物の形状を限定しません。
低騒音・低振動・低粉塵で作業できますので、
病院やホテルなど公害規制の厳しい場所での
解体・改修工事・建物耐震補強工事にも活用できます。
現場条件に合わせた機械配置が可能でタテヨコ・傾斜と自由に切断できます。
切断面は凹凸が無く、安全に効率良く撤去できます。
-用途-
土木構造物:橋、高速道路、鉄道高架、ダム、擁護壁、トンネル、二次製品
建築構造物:建物壁・床・梁・柱・基礎、煙突、地下構造物
水中構造物:杭、防波堤、パイル
解体工事で使用したワイヤーソーイング
炭素繊維巻立工事【耐震補強工事】
炭素繊維巻立工事
炭素繊維巻立工事とは・・・・・
炭素繊維シートを使用し、柱などに巻き付けて補強する工事のことです。
・炭素繊維シートとは・・・
軽い・強い・錆びない・腐らない等の特徴を有する炭素繊維を一方向または二方向に配列したシートのことです。
<特徴>
炭素繊維シートを施工用エポキシ樹脂を用いて、鉄筋コンクリート構造物等の躯体表面に接着しCFRP(強化プラスチック)化することで不足する鉄筋量を補い、
せん断耐力、曲げ耐力、疲労寿命を向上させ、ひび割れ抑制にも効果があります。
スパイラル筋【耐震補強工事】
スパイラル筋
スパイラル筋とは、鉄筋コンクリート造建物の骨組みなどに使われる鉄筋のひとつで
らせん状に巻かれた帯筋のことです。別名スパイラルフープともいいます。
帯筋とは、柱と梁がずれて壊れる『せん断破壊』という現象に抵抗するために
主筋に帯のように巻きつけるせん断補強用の鉄筋のことです。
通常の帯筋はひとつずつ主筋に巻きつけてフックで留めていきます。
スパイラル筋はグルグルと巻きつけるので、
通常の帯筋よりも主筋を拘束する力が強いと言われています。
またひとつひとつ帯筋を主筋に留めていく必要もないので、手間もかかりません。
【スパイラル筋を使用する目的】
その1.スパイラル筋(フープ筋・はしご筋も同様)を設置することにより
無収縮モルタルやコンクリートの収縮によるひび割れ防止と分散を図る
その2.割裂防止筋の設置により補強接合部に高い反力が加わったときも
モルタルやコンクリートを拘束して、アンカーとスタッドジベルや壁筋への反力の伝導を
助けるなどの効果も期待できることから
耐震補強工事の鉄骨ブレース廻りや耐震壁のアンカー周辺に
スパイラル筋を配置することが推奨されています。
【スパイラル筋の施工】
・鉄骨ブレース廻り
鉄骨ブレース設置完了後、
既存躯体と鉄骨ブレース間にアンカー筋とスタッドボルトを交互に繕うように配置
・RC増設・新設配置
既存躯体と増設、新設壁のアンカー筋周辺の接合部分に設置
耐震補強の種類
耐震補強の種類
<壁を増やして補強する>
壁を増やして補強する方法は、最も簡単で効果の大きい方法です。
耐震性に優れたコンクリートの壁をバランスよく配置することで
建物の耐震性能は大きく向上します。
しかしながら、壁を増やすことにより建物の使い勝手が悪くなることがあるため
他の工法と併用して使われます。
<鉄骨ブレースで補強する>
壁の代わりとなる方法で、壁を増やすことにより空間が遮られることを回避する
代替策として鉄骨ブレースが用いられます。
鉄骨ブレース廻りや増設・新設の耐震壁アンカー周辺に割裂防止の為に
スパイラル筋を配置することが推奨されています。
・スパイラル筋を設置することにより、無収縮モルタルやコンクリートの収縮による
ひび割れ防止と分散を図る
・スパイラル筋の設置により、補強接合部に高い反力が加わった時も
モルタルやコンクリートを拘束して、アンカーとスタッドジベルや壁筋への反力の伝道を
助けるなどの効果も期待できる。
<鉄板やカーボンファイバーで補強する>
柱や梁を補強することにより建物の粘りを増す方法です。
炭素繊維巻立工事などがあります。
<スリットを設ける>
スリットとは『すきま』のことです。
『すきま』を設けて粘り強さを増す方法もあります。
柱に壁がついているため、横方向の力が壁の無い部分に集中してしまい
柱が破壊されてしまう。
このような壊れ方を防ぐために柱と壁の間にウォールソーイング工法で
スリットを設け、柱から切り離すことがあります。
スリットは2~3㎝ほどの隙間で防水を考慮した目隠しがされます。
ウォールソーイング【低騒音特殊解体工事】
ウォールソーイング工法は、
鉄筋コンクリート造の建物を増改築するのに適しています。
ドアや窓を増やしたり大きくしたい場合、階段を新しく作り変えたい時など。
作業効率も良く、切断面も綺麗です。
作業中の音や粉塵も少なく、短時間で作業出来ますので
近隣の方々への影響も最小限に抑えられると思いますし
テナント等でしたら、通常通りに営業を行いながらの工事も可能です。
ワイヤーソーイング工事【低騒音特殊解体】
ワイヤーソーイングとは
ダイヤモンドワイヤーを切断対象物に巻き付けて
高速回転させて切断する工法です。
-特徴-
ワイヤーは柔軟性に優れているので、
切断対象物の形状に合わせて切断することが可能です。
大型コンクリート構造物から曲面状の物まで切断対象物の形状を限定しません。
低騒音・低振動・低粉塵で作業できますので、
病院やホテルなど公害規制の厳しい場所での
解体・改修工事・建物耐震補強工事にも活用できます。
現場条件に合わせた機械配置が可能でタテヨコ・傾斜と自由に切断できます。
切断面は凹凸が無く、安全に効率良く撤去できます。
-用途-
土木構造物:橋、高速道路、鉄道高架、ダム、擁護壁、トンネル、二次製品
建築構造物:建物壁・床・梁・柱・基礎、煙突、地下構造物
水中構造物:杭、防波堤、パイル
鉄筋腐食度・コンクリート中性化試験【構造物の調査・診断】
コンクリートの中性化とは
鉄筋コンクリートは、セメントが硬化する時の水和反応により
生成される水酸化カルシウムの強アルカリ性によって
コンクリート内部の鉄筋は腐食しないよう保護されています。
一般的な環境下でのコンクリートは、大気中の炭酸ガスなどと反応することによって
表層部より内部へと中性化が長期にわたって徐々に進行してゆきます。
中性化深さが鉄筋位置に達すると不動態被膜が破壊され鉄筋は腐食し、
腐食生成物の堆積膨張によりコンクリートのひび割れ、剥離を引き起こします。
また、ひび割れが発生したコンクリートはさらに二酸化炭素(CO2)の侵入を促すため
中性化によるコンクリート構造物の劣化、
雨水等の侵入による鉄筋の腐食を加速させてしまいます。
湿潤状態より乾燥状態の方が一般的に中性化の進行は早いです。
このことから、コンクリートの中性化深さは、鉄筋コンクリート構造物の耐久性を
評価する一つの指標として用いられています。
-定期点検-
中性化に対する点検は外観点検(クラック調査)が基本となりますが
中性化がある程度進行し、鉄筋の腐食が顕在化するまでは、
一般に外観上の変状は認められません。
詳細に中性化の進行を測定するには
コア採取・ハツリ調査による中性化深さ試験をおススメします。
-劣化対策-
中性化による劣化が進行した場合の補修方法として
以下の手法があります。
○表面被膜工法
中性化の進行を食い止めるためコンクリート表面の被膜を行います。
『炭素繊維巻立工事』など
○断面修復工法
中性化したコンクリートを除去・修復する方法。
腐食した鉄筋の防錆処理も合わせて行います。
『無収縮グラウト工事』
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