2020 年 7 月 15 日 水曜日

圧縮強度試験

コンクリート建築物は設計時にコンクリートの設計基準強度が定められております。
施工されたコンクリートが設計で定めた強度を満足しているかどうか、コンクリートコアを
採取し圧縮強度試験を行って判断します。
コンクリートコアは、基本的にJIS規格に準じて採取します。

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コンクリートコアによる圧縮強度試験では実際の構造体中から
切り取ったコア供試体によりその構造体コンクリートの
強度を直接的に確認することができます。既存構造物の耐久性診断や
耐震診断、あるいは新設の構造体に打ち込まれたコンクリート検査などの
目的で試験を実施します。

圧縮強度試験方法
採取したコア供試体に圧縮力を載荷した際の最大荷重を求め、その供試体の断面積で
除して圧縮強度が算出されます。高さと直径との比(h/d)が1.90より小さい場合には
試験で得られた圧縮強度に補正係数を乗じて直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算した
補正圧縮強度が算出されます。
圧縮強度試験に用いられたコア供試体を用いて静弾性係数や中性化深さ、
コンクリート中に含まれる塩化物量などを測定することもできます。

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