2021 年 5 月 14 日 金曜日

非破壊試験(超音波探傷試験)

超音波探傷試験(UT)とは、試験体の表面から超音波を内部に伝搬させ
キズから反射された超音波を検出する方法です。
鉄鋼の製品検査や鉄鋼溶接部の検査等に適しています。
他に超音波厚さ測定(UM)磁粉探傷試験(MT)等の試験も承っております。
超音波厚さ測定(UM)の試験原理は超音波探傷試験と同じ超音波ビームの送受信です。
超音波の物にあたると反射するという性質を使って試験体の厚さを測定します。
超音波は材料によって音速が変化し、超音波の伝搬する時間を測定すると
厚さを求めることができます。
ボイラチューブの肉厚測定、配管の腐食調査、鉄鋼の製品検査等に適しています
関連規格 JIS-Z2355
(超音波パルス反射法による厚さ測定方法)
磁粉探傷試験(MT)の試験原理は、漏洩磁束への磁粉の付着です。
微小キズの検出に優れていますが、内部キズの検出はできません。
また、強磁性体にしか適用できません。
金属材料、鉄鋼製品の製品検査、鉄鋼溶接部の検査、
機械部品の疲労割れ検査等に適しています。
関連規格 JIS-Z2320
(非破壊試験-磁粉探傷試験)

dscf0033 dscf0035

dscf0005

dscf0024 dscf0026